サード・プレイス

チルアウトな第3の居場所を目指して。

因果応報

Amazonプライム梁石日原作、雀洋一監督の『血と骨』を観た。

 

血と骨 通常版 [DVD]

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 1930年代の大阪を舞台に朝鮮・済州島から渡ってきた金俊平の激動の半生を描く。

 

こと細かな映画評は、Amazonのレビュー欄に任せておくとして、私がこの映画を観てはじめに持った感想は、人間の人生は因果応報だな、というものだった。

 

主人公の金俊平は、並外れた暴力性と色欲を持った男で、周囲の人間を常に不幸にしていた。しかし、金の悪行が老いによって失速してくると、彼に恨みを持つ周囲の者は家族でさえも冷たい態度を取るようになる。もちろん、彼の行いは許されるものではないし、復習されて当然、むしろ映画の構成としては最高にスカッとする場面だ。だが、あれだけ優しい顔をしていた母が金に対して放った一言「いっぺん死ね」。というセリフに始まり、その他の人間も彼に機会あらば躊躇がない暴力を加えるようになる。自業自得と言われればそれまでだが、人間が他者に与えられた恨みや行動の結果というものは、結局は自分がした行いに比例して返ってくるのだなと思った。

 

映画を観ながら自然と自分のこれまでの人生を振り返りつつ、2時間半という長さを感じさせない映画だった。